ロゴデザインを自分で作るのは、大丈夫なのか?
ロゴマークやロゴタイプなどロゴを自分で作成してまおうなどと思っていませんか?もし、自分で作成しようとお考えなら、こちらを読んでからご検討ください。
デザインの経験がない方、少ない方が「ロゴを自分で作るの」のをオススメしない理由
ロゴが必要になった時に、多くの方はロゴデザインを依頼できるロゴ作成サイトなどを頼り、ロゴのデザインを発注されると思いますが、中には自分でロゴは作ってしまおうと考えている方もわりと多いのではないでしょうか?
自動でロゴを作成する「ロゴジェネレーター」
今は無料でロゴデザインを作成できる「ロゴジェネレーター」というサービスのサイトが多数あります。会社名や店名などを入力してデザインを選ぶと自動でロゴを作成するサービスです。多くはテンプレートからベースのロゴマークを選んで社名などを組み合わせて組み立てていくのでロゴとしてのオリジナリティには欠けてしまうかもしれません。また、同じテンプレートを使用すれば似たようなロゴのデザインが多数できてしまう可能性もあるかと思います。
個人のブログなどで使用する場合にはオススメ、会社やお店のロゴとして使うのはオススメできません。
ロゴジェネレーターを利用する場合は、会社やお店のロゴやエンブレムを作成するのはあまりオススメしません。個人の方のブログやホームページなどの場合はロゴジェネレーターを使用するのもいいかと思います。
個人のブログやホームページによく似たような「アバターのデザイン」を見つけます。テンプレートを利用して作成すると、どうしても類似のアバターになってしまいますが、そこまで見る人も気にしていないと思います。ロゴジェネレーターを使って作成したロゴもそのような可能性は出てきますが会社やお店のロゴではないので個人のブログやホームページのロゴとしてなら十分かもしれません。
ただし、多くは画像データでの提供になりますので、しっかりと永く使うロゴを作成するならaiデータでロゴを作成する必要があります。
ロゴを自分で作るなら知識とアドビIllustratorが必要
デザインにあまり詳しくない方がロゴをフィニッシュまで作成してしまう場合は、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。まずはロゴのデザイン制作に関してですが、基本的にAdobe Illustrator というソフトを用いてロゴやエンブレムのデザインを制作します。データもAdobe Illustrator(アドビイラストレーター)の保存形式で保存ししたデータが一番頻繁に使用することになります。データ形式は「.ai」というデータになります。
なぜこのデータを使用して作成する必要があるかというと、印刷物をはじめいろいろなツールに一番対応できるデータになっているからです。印刷会社をはじめとする業者さんの多くも「.aiデータ」に対応しています。まずは、自分で作成するのであればAdobe Illustrator というアプリケーションを手に入れる必要があります。このアプリはソフトを購入することはできません。
基本的にはアドビからソフトの使用権を購入するという年間契約になりますので、毎年更新料がかかってきます。
次に、そのソフトを使いこなせるようになる必要が出てきます。使えるようになるにはそれなりのトレーニングが必要になります。デザイン関連の学校に通っている方ならアドビイラストレーターも使えるとは思いますが、全く使ったことがない方にしてみれば結構難しいかもしれません。
もう、この時点ですでに自分で作成するよりもプロのロゴデザイナー に任せてしまった方が安心だとなるのではないでしょうか?
デザインや印刷についてのことを知らないとロゴ作成に失敗する
イラストレーターを使えるようになってもデザインや広告の知識がないとロゴを作成するのはまだ難しいかと思います。
特に色やサイズの調整などには気をつける必要があります。ここを間違えてしまうとせっかく出来上がったロゴも印刷ができないなどという失敗が起きうる可能性が出てきます。さらにはロゴを使用する業種によってもその業種で使用するであろうツールなどを見越してデザインしていく必要が出てきます。せっかくロゴを作ったのにこのツールには使えないということがならないようにロゴをデザインしていく必要があるということです。
それでも、どうしてもロゴを自分で作りたい場合は?
自分の会社やお店で使用するロゴや真ビルマークなのだから、やはり自分のデザインを使いたいという思いが強いクライアントの方も中にはいらっしゃると思います。
しかし、先にも述べたようにデザインのスキルや経験がないとロゴデザインの作成に失敗する可能性もあります。
ロゴのフィニッシュだけ、デザイナーに任せる
そんな場合は、ラフスケッチ(下書き)を書いてデザイナーに依頼するというのがオススメです。
ラフスケッチなら鉛筆でかけてしまいますので、ソフトを使えるようになるスキルを磨く必要もありませんし、アドビに高いアプリケーション代を支払う必要もありません。ラフスケッチは下手でも全然構いません。伝わりそうにない部分は文章で伝えてもOKです。下書きに引き出し線を引いて、ここはこんな感じにしてほしい・・みたいなので大丈夫です。そのラフスケッチをもとに経験のあるロゴデザイナーなら素敵なデザインへと転化してくれるかと思います。デザイナー側としても、イメージがある程度固まっているクライアントにはイメージの食い違いといいう大きな問題がなくなるために、より集中してそのロゴのデザインに取り組むことが可能になり結果いい方向にデザインが進んでいくと思います。
まとめ
ロゴを作るにはデザインや広告の知識と経験が必要ということになります。
特に会社やお店のロゴ・エンブレムは永く使用するデザインです。一度作ってずーと使い続けるという方も少なくないと思います。
そのように永く使用するロゴのデザインだからこそ、できるだけクオリティを優先したロゴ制作をオススメいたします。制作料金が安いからで決めてしまうと、あーやっぱり少し高くても永く使うんだからいい方が良かったということになりかねません。
また、デザインイメージがある場合は下書きなどでイメージを伝えるのもいいと思います。下書きが苦手なら文章でもいいのでイメージが伝わる方法で伝えてください。
今回は、以上です。